ペットボトル
コンビニ、スーパーマーケット、自動販売機、あらゆるところで目にするペットボトルですが、これはすごいなぁと思っています。 まず中味が漏れない。もちろんしっかり締めているから当然なのだと思えばそれまで、かもしれません。しかしスーパーやコンビニでは並んでいるペットボトルですが、例えば自動販売機ではペットボトルは常に横倒しになっているわけです。それでも自動販売機の取り出し口を見たら、ペットボトルから中身が漏れて水浸しになっている、などということが皆無です。ほとんどない、どころではなく、まったくない、と言って良い。これはありえないことではないか、とてもすごいことではないか、と思うのです。 中味が漏れないようにしっかり締まったペットボトルのフタは、それでいて人の手で簡単に開けられるようになっています。ガラスびんで、金属のフタが付いているタイプでは、往々にして開けるのに閉口するということがありましたが、ペットボトルではそういうことをほとんど経験しません。かなり手の力が低下している場合を除いて、かなりの確率、どころではなく、ほとんどすべての場合において、しっかり締まったペットボトルのフタを開けることができる。これもとてもすごいことではないか、と思うのです。 さらに、一度開けたペットボトルは、またフタを締めることができる。それもうっかりして緩く締めてしまった、という場合を除いて、ある程度の手応えで締めたらまず漏れてこない。材質が違うフタとボトルなのに、耐久性があり、絶妙な寸法で両者がかみ合っている。しかも灼熱の夏でも、極寒の冬でも、温度変化に左右されずに利用できる。これも実にすごいことだと思います。 海外でのミネラルウォーターなどでのペットボトルではフタの高さはあまりなく、平べったい形状で、なおかつ広口のものを多く見かけます。日本ではつまみやすく、回しやすいように高さがあり、口は細い。しかし口に入れて飲むのには不自由は感じません。 私たちが当たり前のようなこと、として享受している、このペットボトルに込められた技術力というものに、いつも感心しています。